通知は、アプリの外へ出た情報
Appleは通知プレビューにメッセージ、メール、カレンダー招待などが含まれると説明し、常時表示、ロック解除時のみ表示、非表示を選べるようにしています。端末を拾った人や机の近くにいる人は、ロックを破らなくても表示内容を読める場合があります。
危険度はアプリで異なります。天気の通知と、銀行取引、患者情報、取材先からのメッセージ、ワンタイムコードを同じ設定にする必要はありません。
通信経路の暗号化と、画面表示は別問題
Firebase Cloud Messagingは通信中のデータをTLSで保護しますが、送信者と受信者だけが復号できるエンドツーエンド暗号化はアプリ側で追加実装する必要があると説明しています。標準の通知ペイロードはOSが処理するため、アプリが表示前に復号する方式も使えません。
仮に通信内容が適切に保護されていても、復号後の本文をロック画面へ表示すれば、端末の前にいる人には見えます。通信保護と表示保護は別々に設計する必要があります。
秘密の通知は、存在だけ知らせる
メッセージ本文や送信者名を隠し、『新しい通知があります』だけを表示すれば、利便性を残しながら露出を減らせます。認証コード、金融、医療、業務チャットは優先して見直す対象です。
- プレビューはロック解除時のみ表示する
- 認証コードを通知本文へ表示しない
- 機密アプリは通知自体を非表示にする
- スマートウォッチ側の通知設定も確認する